全自動細胞培養装置
概要
大腸菌やその他浮遊性の細胞の継代培養を全自動で行うことができます。細胞を384穴プレートに入れてセットすると、継代培養に必要な、培地交換・振とう・保温といった作業をすべてをロボットが行います。また薬剤の添加も行うことができるため、細胞に対する薬剤の影響を調べることができます。
装置が動く様子はこちら（別ウインドウが開きます）
特徴
- 全自動で長期（数か月）に渡る継代培養が可能
- 薬剤等の添加もプログラムにより自動化
- 培養速度を自動で計測
- 継代や薬剤添加のタイミングを培養速度に合わせて設定可
- 人の手を介さないので手技に依らない
実用・応用例
- ストレス環境での大腸菌の進化実験
- 薬剤耐性を持つ細胞や菌体の採取
- 特定のストレス条件下での細胞生育実験
関連情報
【関連論文】
"Prediction of antibiotic resistance by gene expression profiles."
Nature Communications, 5:5792 (2014). doi:
10.1038/ncomms6792
"Prediction of Cross-resistance and Collateral Sensitivity by Gene Expression profiles and Genomic
Mutations."
Scientific Reports, Oct 25;7(1):14009 (2017). doi:
10.1038/s41598-017-14335-7
"Development of an automated culture system for laboratory evolution."
Journal of Laboratory Automation 19(5):478-82.(2014) doi:
10.1177/2211068214521417.
【関連研究室】
多階層生命動態研究チーム