DECODEを支える技術

質量分析によるタンパク質定量法

概要

細胞の状態を把握するために、タンパク質の量を正確に測定することは大事な手がかりになります。私達はMS-QBiC (MS Quantification By isotope-labeled Cell-free product)と呼ぶ質量分析装置を利用した新しいタンパク質定量法を開発し、タンパク質の絶対量を簡便に知ることをできるようにしました。

タンパク質定量法

特徴

- ペプチド合成を試験管内で行うPUREシステムを利用
- 安定同位体を用いた参照ペプチドを安価かつ簡便に合成現

実用・応用例

- マウス肝臓内の体内時計タンパク質の時系列変化の測定

関連情報

【特許】
タンパク質定量方法 (2014-102102)

【関連論文】
"Mass spectrometry-based absolute quantification reveals rhythmic variation of mouse circadian clock proteins"
Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 113, E3461-E3467 (2016), doi: 10.1073/pnas.1603799113

【プレスリリース】
新規タンパク質定量法「MS-QBiC」による体内時刻の測定 (2016年5月31日)

【関連研究室】
無細胞タンパク質合成研究チーム