DECODEを支える技術

タンパク質人工合成技術

概要

試験管内でタンパク質合成を行う技術とそれを基盤とした同位体標識技術を開発し、さらにこの技術を基盤として変異タンパク質を効率よく調製することが可能になりました。またタンパク質の合成・精製装置「JUSTiCE」の開発により、多種類のタンパク質の合成を自動で行うことができます。

試験管内タンパク質合成

自動タンパク合成装置

自動タンパク合成装置

特徴

- 遺伝子クローニングを介さず、PCRを基にした高効率の変異導入技術(ほぼ100%)
- JUSTiCEを用いると14時間で最大96種類のタンパク質合成と精製が可能
- 高度で精密な安定同位体標識技術による高速なNMR解析

無細胞タンパク質合成からNMR計測まで

実用・応用例

- NMRを用いた細胞内のタンパク質構造解析 (in-cell NMR)
- NMRを用いたタンパク質とリガンドとの相互作用解析
- 合理的設計に基づく酵素・機能性タンパク質の高機能化

関連情報

【特許】
タンパク質合成技術

【市販品】
無細胞タンパク質合成キット


【関連研究室】
細胞構造生物学研究チーム