細胞内1分子スクリーニングシステム
概要
細胞膜上にある蛍光標識されたタンパク質ひとつひとつの動きを画像として取得し、その動きを全自動で解析することができる装置です。一日に約1600細胞の解析が可能です。96穴プレートに対応しており、それぞれの穴に薬剤を自動で添加できます。
特徴
- これまで手技に頼っていた1分子計測法を完全自動化
- 観察から解析までをすべて自動化
- 対物レンズへのオイル供給を自動化し、長時間観察を可能に
- 機械学習アルゴリズムにより、焦点合わせと解析に適した細胞の選択を自動化
- 細胞膜上でのタンパク質の結合、解離、運動を数値化
実用・応用例
- 細胞膜上の分子の挙動解析
- 薬剤作用機序の解析
- 薬剤のスクリーニング
関連情報
【特許】
光学顕微鏡システムおよびスクリーニング装置 (特願2014-113244号)
【関連研究室】
細胞シグナル動態研究チーム